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食品添加物の表示偽装の一因は消費者にもある

食品添加物の表示への法律が厳しく定められた一方で、その法律の抜け道をなんとしても探そうと考えている企業もあるようです。無認可の食品添加物を使用したり、使用している食品添加物をわざと無記載にしたりする事件もかつては報告されました。

しかし、なぜこのようなことが起こり得るのでしょうか。

まずひとつに、食品添加物のルールが国ごとに大きく分かれており、基準に曖昧な点があるということが考えられます。そのため、海外では認められている添加物でも国内ではまだ制定が間に合わず、輸入した食品に無許可の食品添加物が使われているとして規制対象になってしまった、ということもあるかもしれません。

また、膨大な食品を管理することは非常に難しい作業です。食品を1つ1つチェックすることは至難の業ですから、企業が悪意をもって食品添加物を悪用すればそれが露呈するまでにかなりの時間を要することがあります。

これ以外にも、消費者に問題があるとする意見もあります。「安さを求める消費者のために、許可されていない食品添加物をこっそり使ってコストを下げる」「すぐ商品に飽きてしまうから、商品のサイクルが早すぎて添加物へのチェック体制が整わない」「消費者がこの『味』や『香り』を求めているから」という企業もあります。

「値段の安いもの」「流行しているもの」「低カロリーなもの」などを消費者が求めすぎてしまうばかりに、添加物まみれの食品が誕生してしまい、その品質が低くなってしまうこともあります。安全性を求めているのならば、食品は吟味すべきなのです。